金融市場混乱を一気に引き受ける金市場。

今朝のNY市場も小動きだったが商品市況、とりわけゴールドの先物は大賑わいとなった。NY先物ベースで1オンス1263ドルと史上最高値を一時更新している。ドルの先行き不安や米国経済の指標が悪いとヘッジでゴールドが買われユーロの財政状況が揺れるとゴールドが買われるという構造。頼みの中国も独り勝ちの様相だが住宅バブル懸念や結局、欧米の輸出頼みの構造はその両者の影響を強く受けるため資金投入に限りがあるという発想で静観姿勢が強いのだ。世界同時財政出動は財務内容を劣化させながら危機を回避するが通貨の増発で紙切れ化が進むとの考えは世界の富裕層のココロを大きく揺さぶっている。これがゴールドへの投資に直結している模様だ。年金資金や大口の投信などの買いは今後も続くが金市場の裾野が広がる中で下値を切り上げる展開が続くということだ。前にも書いたが目先、デフレが一見進行しているように見えるが実はインフレが進行しているという事実にも目を向けなければならなくなるだろう。金上昇はその端的な例と言える。過去の価格からインフレ値を割り出し価格を当てはめるなら金価格は1オンス2250ドルとの説もある。史上最高値を更新した現在ベンチマークのない投資はまだ始まったばかりかもしれない。ちなみに国内価格は円高の影響で1gあたり4000円を割り込んだままだ。高いが安い。難しいところにきている。

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