下げる株式市場、上げる金市場。

リーマン後の金融緩和のツケが回ってきた。一連の金融緩和は一度やったらやめられない、、だが財政規律やインフレ懸念を盾に世界の政治、経済はこれ以上の金融緩和を警戒し渋っているのだ。コレが今日現在の雄姿だ。しかし糖尿病のような状態に世界経済はインシュリンを投与=金融緩和を続けるしかない。インフレになろうが対策がひとつしかないからだ。一昔前ならこういった状況に落ちると世界のどこかで戦争を行い戦勝国がすべてを巻き上げお金を回してきた。ところが世界がIT化したことで情報管理が一元化され戦争も不可能、そして効率が悪いとわかるとその手法も選択されなくなった。米国も今後とも機軸通貨であるにもかかわらずドルを刷り続け、ユーロ圏も刷り続けることになる。実態経済が悪化する度に壊れるまで続くだろう。そしてネガティブな要素だけを嫌気して株式は売られている。まともな話でもある。しかしインフレに順応する国、企業に投資が促進され株式市場は次第に復活するものと思われる。カネが超低金利で余れば当然、投資活動に還流するからである。面白い時代の到来なのだ。一方、マネーゲームに奔走する一方で根源的な問題は解決されない。臭いものに蓋をして投資活動を行っているからだ。このあたりの神経質なマネーが金=ゴールドに流入し始めている。価格はすでに史上最高値の1オンス1800ドル超えで推移している。そんな中にあっても新興国の中国、インドなどは相当の勢いで買いを続けている。国内価格も1g4778円と買う気になれない価格だが戦後のインフレを研究すると1945年〜1948年で金価格は1g4.8円から320円強に暴騰した約70倍だ。この事象はたった60年ほど前の話である。仮に資本主義が混乱し一時の強権やルールが策定されるような事態が発生すると当然、金価格も暴騰する。為替を考慮しなくても1オンス200ドル台まで叩き売られたゴールドを計算すると1オンス14000ドル台、ここから8倍程度、為替がブレて360円になると仮定すると32倍程度の上昇の可能性がある。真夏の猛暑で頭が可笑しいと判断していただいて結構なのだがそうなれば1g15万円ほどになる。しかし誰が有り得ないと判断できるであろうか?一家に1kg程度のゴールドは家族や自分を守る保険としては極めて安い投資と思うのだが現実にはなかなか受け入れられない。。何せこの高価格で日本人は大きく売り側に回っているからである。

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