銘柄研究 6753 シャープ

最盛期は、三重の亀山工場で作った液晶テレビを『亀山基準』とまで言わせた世界のシャープだがここにきて苦境に立っている。一番は事業再建の出遅れだ。主要2銀行は同社で7000億円も貸付け財務担当を2名出して経営に参画したが事業規模を正確に判断することができずに止血ができなかったことが大きい。それに加え台湾の半導体メーカーとの資本・業務提携に失敗したことも同社を迷走させた原因のひとつだろう。ここにきて日銭にも困る有様で、テクニカルな減資を行い株式数そのままで資本金を1億円にするといった妙案を実行に移した。これで中小企業扱いで、主要な税務上の恩恵を受けられることになった。。。これ、通常なら民事再生法の申請に近いと思うのだが、官民一体の思惑で生き残りを探るようだ。そして遅ればせながら同社の1割に相当する3500人をリストラするという。今後、かかる特損を考えるとゾッとするが今日現在は当期650億円の黒字計画だという。そして優先株の発行、想定2000億円?で再建する計画だ。さて、そんなに上手く行くだろうか?今後懸念される話題としては過年に8585オリコにあったように東証2部への降格の可能性だろうか。すでに債券市場の格付けは思ったより厳しく、サジ加減でどうにでもなる水準だ。株式相場においても投資不適格ゾーンに突入だ。これを受け、外資のメリルリンチは格下げを発表。目標株価を260円から60円に引き下げている。UBSも170円から40円に引き下げている。などなど各社手厳しい。ただ本日は金融支援がハッキリしてきた事を受け株価は170円程度にある、これでも暴落水準だが。。。当面の進捗次第だが当研究会としては見送りとし参戦はしない予定だ。大幅な株式の併合が予想されることや経営再建のメドが立っていないことが理由である。仮に再建したとしても復配は数年以上先になるであろうしこの水準ならいくらでも銘柄があるからである。現物主義ゆえ空売り参戦もしない予定だ、、、念のため。

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