研究銘柄 7102 日本車両製造

7102 日本車両製造   本日株価329円

JR東海の車輛製造子会社。リニア新幹線では当然、トップ受注になるがまだ10年先の話。現況は鉄道車両、建機等をコツコツ作る地味な会社ではある。
海外比率20%程度だが米国内での受注でトラブルが発生。解決に向け米国子会社と協業をはかった模様だが結局、納入をやめて和解金300億円超の支払で合意したとリリースにはある。

東芝問題同様、日本の技術力が勝っていても現地でのすり合せが上手く行かないと様々なトラブルに巻き込まれる、、、その典型だろう。
残るは米国子会社の処遇が問題だがリスク回避で何等かの手を打つ可能性がある。

こういった一連の流れを受け売上は1000億円程度は維持するものの2015年3月期から4期連続で最終赤字を計上、以前なら5円配当の堅調な会社だったが無配状態が続いている。
さらにこの赤字計上で財務状況が厳しい。今年10月末現在で利益余剰金はマイナス188億円。
1株純資産も327円も減少、現在89円しかない。

親会社がJR東海であることから見放すことは無いと思われるが当期末で債務超過の可能性もある。
単体での経営は限界に来ているのだ。
東証はこの事態を受け恒例の、継続企業の前提に関する重要事象として注意喚起をはかっているが
当面は親会社の救済策発表待ち状態だ。

ところが株価はこの妙な安心感を受けて300円前後を往来している。
今後は第3者割当増資、優先株の発行、転換社債の発行いずれかの選択となる可能性が高い。
株価が100円程度なら打診買いの余地が無いわけでもないが、この段階でのリスクを取っての買いは不要であると判断したい。

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