参考銘柄 7011 三菱重工

7011 三菱重工

半場、国策企業に近い総合重機械最大手。日本の代表的企業であることは言うまでもないが守備範囲が広すぎて経営資源に集中できない悩みがある。従業員も連結で8万人超えている。多額の資金を必要とする事業に参画するため損失も大きく売上の割に利益率は低い傾向がある。

現在も国産初のジェット飛行機を発売予定だったが延期に次ぐ延期で発注にキャンセルが出る有り様だ。ただ資源エネルギー政策、航空宇宙系のビジネス、極端に言えば日本の防衛機器まで扱うわけで倒産のリスク等は極めて低いと思われる。

業績財務状況を見ると昨年10月に10株→1株への株式併合を行い株価も当然10倍になっている。1株純資産5461円、配当120円計画と3%近い。

株価はここ10年、10倍換算で比較すると3000円から4000円の往来相場だったが2012年からチャートが上離れ5000円から8000円へと居所を変えてきた経緯がある。これは投信の設定、年金資金による取得、日銀ETF買いが寄与していることは既成事実だ。

ところが2014年から造船不況が材料視、続いて宇宙ビジネスの停滞等が嫌気され再び5000円割れへ。現在は日経平均採用銘柄の主力でありながら株価は今日現在4102円と低調だ。押し目を中期で拾うなら有りと思われるが短期では厳しいだろう。

業績が下振れする中で再び3000円から4000円のボックス相場に入るとするなら買い検討銘柄に加えたいと思う。

現社長が就任した時に、『我が社の収益源が何だかわからない、業績予想の見積もりも甘い』と言っていたことがいまも忘れられない。まともな中期計画を出して市場の信認を得るまでには少々時間を要すると見ている。

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