研究銘柄 5563 新日本電工  本日終値350円

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5563 新日本電工 終値350円(前日比-12円安)

新日鉄系の合金国内最大手。新日鉄次第で業績が左右する傾向が強い。12月決算型で前々期は5円配当。前12月期は13円配当に増配と一見、好調に見える。ところが四半期決算ごとに数字がブレて機関投資家、個人投資家から人気離散の影響が出ている。毎度失望売りが出ているのだ。当期は減益観測で10円配当計画だ。売上は増えるが新中期計画での設備投資が足を引っ張るのが主因とある。さらに原材料費の高騰が響くという。

IR対策で株高は維持できるはずだが新日鉄だけを気にして動いている節があり今後、株高を追うには基本策が必要だろう。

ただ財務内容が非常に良好で設備投資型企業としては異例の自己資本比率71.8%。1株純資産は482円と上出来だ。利益余剰金360億円に対して有利子負債50億円と無借金経営に近い。株価に対する配当率が高いため年金資金の日本マスター、日本トラスティーもしっかり上位株主に食い込んでいる。売上、利益の上積みが課題だが鉄鋼業界特有の為替、景況感、原材料費等に影響を受けるため先行きを見定めレイティングの付与が難しいことが株価を抑えていると見ている。

世界経済が冷静で株価が緩やかに上昇すると仮定すると循環物色の流れに乗るものと判断し中期で目標株価480円で買い推奨としたい。