研究銘柄 1898 世紀東急工業 718円

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1898 世紀東急工業 現在 718円(-9円安)で推移

東急系の道路舗装大手。過年に経営危機が発生。当時、筆頭株主の東急建設や東急電鉄が救済に動くと思ったが両社とも放置。変わってファンドが入り優先株発行、転換社債発行と矢つぎ早に実行し高利払いにも耐え利益も2013年の無配を底に立ち直った経緯がある。当時は公共事業の削減が激しくゼネコンを含め依存度の高い会社から合併あるいは民事再生法で整理があたり前の風潮であったことを考えると奇跡の生還にも見える。2008年には株価18円までつけている。深刻度が相当なものであったことが伺える。その後膨れ上がった株式を正常発行数に戻す手段として5株に対して新株1株発行という対策が打たれている。

現在は有利子負債の返済に概ね目途がたち財務も堅調に推移している。現在は有利子負債40億円に対し利益余剰金270億、自己資本比率は39%近くまで回復している。

1株純資産も696円、配当は総還元性向30%と会社側が発表。この結果、前期は普通配当で10円であったが当期は30円以上を見込んでいる。実に配当は年4%を超える優良投資先なのだ。

しかし当然のことながら株価はこれを織り込み現在は高値の700円近辺に位置している。建設セクターは全体の相場の影響を受けやすい。当期の年初来安値は2月の607円だ。この水準まで押せば中期で買い推奨としたい。