クリスマスを目前にお騒がせのトランプ大統領は米国内で、やらかしている。メキシコ国境の壁問題で予算計上で米議会と激しく対立。このツケが政府予算の拒否権発動につながり政府機関が一部閉鎖されるなど混乱状態だ。トランプが大統領になってから、いったい何人の主要閣僚が辞めたかわからないほどだ。議会との対話を軽視しツイッターで語る、大統領も世界で彼ひとりだけだろう。
さらにトランプはFRBの金利引上げに猛反発。議長を徹底的にコケおろすなど行儀の悪さも目立ってきた。
たいした成果も生まぬまま中間選挙でも大負けし、いらだつトランプは矢つぎ早の奇策で乗り切る算段なのだろう。
この一連の流れを受け米NYの金融市場が大混乱、、下げ基調に拍車をかけ大幅安で引けている。米金融筋と電話会談に挑んだ財務長官の火消も効果なく、その内容に疑義を持った一部、投資家が売りに回ったとされている。
世界経済、とりわけ行き詰った米国経済に期待感を込めて誕生したはずの大統領だったが結果はこの惨劇ぶりである。
もうすでに米議会の信任を失っており、今後はどうやって引きずり降ろすかのステージに移ると思われるが、逆にタイミングを間違えると更なる暴落の引き金をひいてしまう危険もあり、米国は慎重にならざるを得ない。
来年2月にはロシア疑惑の追及が待っているが、これもひと波乱ありそうな気配である。
こういった一連の流れを受け日経平均は米国の先物にサヤ寄せする形で日経平均は380円安からスタート。後場には一時1000円を超える下げで推移している。
東証1部の99%が下げ新興市場では値がつかず売り気配の銘柄も目立つという。
政府・日銀による買い期待もあったが年末モードでもあり動けないようだ。この淡い期待も裏目に出て一気に下げた格好だ。
ただこの下げ、経済事象でおきたわけではない。
早晩、株価は戻すと考えている。19000円が一応の節目だが年末年始を控えとりあえずリスクオフの姿勢が出ればさらに一段の下げがあるかもしれない。
とりあえず静観で挑みたい。
コメント