研究銘柄 5408 中山製鋼所 490円

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5408 中山製鋼所 株価 現在470円(前日比-7円安)

聞きなれない会社だが新日鉄系の鉄鋼メーカーだ。売上も今期は1650億円もある。地味だが着実に日本経済を底支えしてきた企業だ。

今年は創業100年にあたり来年3月期は記念配当を実施する予定と会社は発表している。

重工長大の産業は業績の動きが鈍いことや株式市場が好む、いわゆる材料に乏しいためどうしても圏外に株価が置かれがちだ。同社は東証1部の代表グループにも入るだろう。しかし財務も経営も絶好調なのだ。

2016年10月に早々と株式の併合を発表。50円株を10対1で併合したため株式額面は500円になったことになる。この前提で現在を見ると、、、、

まず株価は470円と額面を割り込んでいる。しかし配当は無配時代の2016年以降有配へ。そして5円、8円と増配している。当期も8円配当確定だ。来期は記念配当含め10円が市場予想だ。

財務面では自己資本比率64%。1株純資産1453円と増加傾向は顕著だ。有利子負債90億円に対して利益余剰金は470億円強と実質無借金経営だ。

株価は併合以降も600~800円の往来相場を続けているが、これも何らかのきっかけで反発するものと予想している。発行株式数が併合後も6300万株と多いため、可能性としては自社株買いが考えられる。さらに事業の集約統廃合で効率化を狙う、筆頭株主の5401新日鉄住金の動向も気になるところだ。

要は材料としては期待薄だが事業体としての変化の可能性が考えられる。これだけの内容でありながら額面割れは割安感の以外の表現が出来ないのではないか。

来期以降は米中貿易摩擦の狭間の中で日本の鉄鋼関連の業績は厳しいとされる。米国の出かた次第だが、このあたりの事情も重なり鉄鋼関連は現在、株価そのものが弱含んでいる。

そういった事情も勘案し目標株価800円で中期で買い推奨としたい。来年度のお宝銘柄となるかもしれない。