研究銘柄4092 日本化学

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4092 日本化学 1726円(-45円安) 年初来安値更新

創業100年を超える老舗化学品メーカー。有機化学では国内首位。化学品、セラミック素材などど手堅く製造するメーカーだが商機に恵まれず業績の伸びがあまりない。利益の半分以上を不動産賃貸収入に依存するなど投資家からの評判はいま一歩。要は人気が無いということだ。

過年に上海の大学と製薬、ガンの分野で商業化を目指し中国の大学と研究を行っていたが頓挫。事業策定の甘さに人気離散した過去がある。

2017年10月に株式の併合を行い10株を新株1株発行。その後の高値は昨年8月の5190円。その後は化学セクターから圏外に置かれ株価は右肩下がり。本日は1714円と年初来安値を更新している。

半値八掛け二割引き水準まで下げている。業績も売上350~380億円と伸びしろが無いことが欠点。材料性にも欠けている。これが株価にダイレクトに反応しているということだろう。

しかし財務は良好だ。自己資本比率は56.2%。有利子負債133億に対し利益余剰金は244億円と実質無借金経営だ。さらに1株純資産は4015円と毎年200円前後を積上げている。配当も当期は記念配当の10円は落とすが年間60円と安定している。株価から割り出すと4%を超えている。

昨今、流行の投資家方針からすると、とても買い参戦にはならないのだが個人が割安感に着目した中長期の買いや年金資金はしっかり買っている。

しかし、この割安ぶりは放置できないことも経営サイドは認識しているはずで早晩、株価対策に出ると推測も出来る。

併合を考慮しても10年来の安値に沈んでいるので中期で目標株価3800円で買い推奨としたい。