日経平均82円高で推移。

シェアする

内外情勢を見極めながら株式市場は模様眺めの展開が続いている。米トランプ大統領が国賓として訪日中だが、目立った材料はなく市場も実には安堵感が広がっている。ツイッターで余計なつぶやきが無いからである。

世界経済が混迷する中で世界の中央銀行は想定超の金融緩和を行って現在に至っているが、その渦中で米中貿易摩擦、、いや貿易戦争。イラン問題、経済が壊れる南米ベネズエラ、北朝鮮問題。EUからの英国離脱問題、、、国内では消費税問題と懸念材料が目白押しだ。

これでは株など買えぬと思う投資家も多いこともうなずける。さらに国内市場においては売買の空売り比率が7割を超え、売りで利ザヤを稼ぐことにご執心なのは、いまや機関投資家だけではないということだ。

もっともこのような状態が長く続くわけでもなく、いずれは買いに回る、、、いまの市場環境だと買戻しの動きが一気に出る可能性がある。これを想定してか日銀も静観を決め込んでいるとする見方もあるようだ。

いずれにしても当期の業績は前年並みあるいは前年以下を想定する企業が多いように思う。

しかし好財務が支えでキャッシュリッチ企業は増え続けている。いろいろな指標が多用される中でROEなどでの評価を嫌い、今年は自社株買いに精を出す企業も増えそうだ。すでに4~6月の1Qだけで前年の金額よりも多いとの報道も出ている。つい先日の話である。

当方も現在のポートフォリオを眺めると総額ではプラスで推移しているのだが個別ではマイナス銘柄が非常に多い。これほどのマイナスに陥ったことは無いかもしれないのだ。

それでも冷静でいられるのはホールド銘柄の割安さと高配当に支えられているからだと思っている。

個人の話だが最近、ホールドする銘柄について相談があったが、とにかく割安なのでそのままホールドを推奨した。ちょうど10年くらい前の会社四季報と現在の四季報を見比べると企業の財務好転が明らかなのだ。

メディアやニュースは日経平均株価、そのものを見て高値だ、安値だと報じるがそもそも日経225種銘柄は頻繁に入れ替わっているし同じ企業でも財務内容が様変わりしている企業が少なくない。

まさにデフレ下の経営を手堅く行ってきた企業の姿がそこにはある。

消費税10%引上げについてはいまだに五分五分と見ているがもし実施すれば経済は再び悪化し、政府は大規模な金融緩和と公共事業を行うであろう。

いまの政府は方向性を変えて経済を立て直すほどのパワーは存在しない。財政は再び悪化するが、明日よりも今日を生きる政治家の姿、官僚の姿とはその程度なのだ。

個人投資家は対策怠るべからずである。