危機的急落 6366 千代田化工建設 317円 

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今日の日経平均は為替市況や上海市場安を受け200円を超える下げで推移している。

そんな中、6366 千代田化工建設が急落で推移。本日は34円安の317円で推移している。年初来安値は瞬間値の253円。数々の報道、リリースが出ているので一旦情報を整理する。

総合エンジ2位でプラント設計に強み。三菱商事系で世界展開を目論んできたが、過年より受注優先、利益後回しの体質が抜けず何度か三菱グループから支援を受けたり増資で乗り切ってきた経緯がある。要は何度も潰れかけた経験があるが、同社には潰れない、潰さないといった欺瞞が社内に蔓延していると考えられる。

今回の事案もプラント建設で大幅な遅延が発生、桁違いの赤字を計上しついに592億円にのぼる債務超過に転落した。

慌てた三菱商事は銀行と協業で再び救済策を発表。今回も親頼みの結末となっている。

しかし現状も重い。

財務上は三菱商事を引き受け先とするA種優先株の発行を実に700億円分、17,500万株を400円で発行。一応、債務超過は整理される運びだ。しかし、これとて一時しのぎにすぎない。今回は三菱商事からも副社長級を派遣するが先行き不透明感満載だ。

一連の流れを受け東証は明日より同社を東証1部から東証2部への降格を発表している。まるで第二の東芝状態だ。本日は7月最終日にあたるため、投資信託等の金融商品に於いて規定通り処分売りが一気に出て下げている。

明日は決算で一応、黒字化との観測もあり売り買い思惑が激しいがそれでも同社が成長路線に乗れるかどうかは疑問だ。1株あたりの純資産増加、今後の借入金の整理解決、黒字化しての復配、東証1部への復帰には最低でも5年以上はかかると見ている。

足りなくなれば再び三菱商事が引き受け先となり潰れないと判断する投資家も多いが、それならば手付かずの東証1部銘柄を買う方が賢明なことは言うまでもない。

過去に研究銘柄、参考銘柄と格下げで扱ってきたが、買い除外銘柄として扱いたい。もっとも見ている分には今後も思惑で動くため面白い可能性もある。適宜アップする予定ではある。