研究銘柄 5202 日本板硝子 600円

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5202 日本板硝子 本日終値600円

自動車、建機硝子で国内名門だった、、、のだが過年に英国のピルキントン社を買収。ここから同社の経営は一気に狂うことになる。買収に不慣れであるのに本体よりも大きな海外の同業を買収、これが裏目に出て一時は経営危機に発展。外国人社長を招聘するも上手くいかず手詰まり感満載だった。

現在でも海外売上比率76%超えと経営上、数字の読み込みに苦労している節がある。

それでも2017年3月期以降は巨額赤字を見逃せば黒字転換、2018年3月期には復配を達成している。

2016年10月に10対1の株式併合を行っていることから当時の株価水準に直すと1株60円と額面に近い。それでありながら当期も20~30円の配当計画予定だ。海外展開を実施する中で機関投資家を中心に警戒感も強いが、さほど問題はないと判断している。

2017年3月に優先株4万株を発行、同時に減資も行い財務内容のテコ入れは相応に進んでいるようだ。

しかし財務内容は要注意かもしれない。利益余剰金は▲1130億円強。有利子負債も1130億円と予断を許さない面もある。1株純資産も930円あるが絵に描いた餅に見えなくもない。

それでもくじけぬ同社は更なる海外での増産計画を打ち出すなど積極的な一面もある。

チャートを見るとわかるがこの600円水準は経営危機当時に近い水準と判断できる。要は現在の株価はリスクを差し引いても割安との判断も案外間違いではないだろう。

等々、勘案して中期で目標株価を定めず買い推奨としたい。