6740 JDI  再び経営危機到来。

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6740 JDI 61円 (現在値)

日立、東芝、ソニーの液晶部門が経営統合。2014年に上場を果たすがその後は惨憺たる状況が続いている。日本の液晶技術を守るといった日の丸根性が裏目に出て現在に至っている。

まず株主不在と経営者不在が根底にある。国が母体のINCJが筆頭株主となり経営サイドは何かあっても国が面倒を見てくれるだろう、、、といった資本主義の機能が全く働かなくなったという経緯がある。資金が不足すればひたすら資金援助を受けることが当たり前になっていたのだ。さらに主力商品が中小型のディスプレイのみといった集中と選択の決定的なミスが存在していた。

この結果、毎年膨大な赤字を積上げ現在は債務超過、利益余剰金はマイナス4250億円に達する。連結で1万人を超える社員も経営に負担となり倒産の危機が目前にある。

一連の流れを受け、世界の投資家も国が加担している企業だから大丈夫だろうといた案件になり、いままでは比較的、資金調達が容易だった。何も解決策がないままにである。

ようやく中国系資本から合計800億円を調達のめどがたち一息かと思ったが、今日の日経トップに800億の資本参加がご破算になったとある。

国内の金融機関はすでにサジを投げており追加融資には消極的だ。いままでは政治的な背景や財界の声もあり追加融資に応じていたが、とても無理という状況なのだ。

主要顧客のアップルが支援表明をしている程度がプラス要因である。

東証も当然、この事態を重視。継続前提に疑義ありの注記をつけている。株価も下落の一途だ。年初来安値は50円、、、現在も61円と低調だ。

ようやく経営陣も入れ替わりなんとかなるかと思ったが、時すでに遅しといった感じ強い。工場閉鎖など進めているが、キャッシュアウトの方が明らかに多く手がが付けられないというのが現状だろう。

売上も5年前の半分以下になるなど売上も落ち込みが激しい。

残るは現経営陣と国の話し合いになるだろうが、法的整理の可能性も排除できない状況だ。

株価も安値だが、株価に惚れず対処したいところだ。ちょっとした材料で株価が倍にあることも考えられるが、万が一法的整理に持ち込まれた場合、大損するのは株主である。

今後も注視はするが、買い除外で対処したい。