大幅続落、、例えば神戸製鋼所、三菱自動車。

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決算発表が続く中で一喜一憂の展開が続いている。上方修正発表銘柄は概ね買われ、市場予想通りか下方でも自社株買いか増配傾向なら買われる銘柄が目立っている。

一方、単純に下方修正の銘柄は大きく売り込まれている。

例えば 5406神戸製鋼所 583円(前日比34円安)。通期で赤字転落を発表。配当も未定を継続とあり無配懸念から売り優勢で終了している。もっとも配当計画は10円であり同社にとってその程度は、はしたカネであり計画通りと予測している。PBRもすでに0.28倍とベンチマークを失う安さだ。過日も同社をアップしているが年初来安値に向かうのであれば中期でホールドも良いだろう。

同社は重厚長大企業の代表格で景況感や世界経済の影響を受けるとされるが米中貿易問題の一時的進展等で息を吹き返す可能性もある。原材料費の下落も追い風になると見るが、そこまで株式市場では織り込めていない。

もう1社。

7211三菱自動車 492円(前日比36円安)。同社も通期で赤字転落で大きく下げている。配当は20円維持の方針だが、これは日産、ルノー問題を抱え前後関係をギクシャクさせたくないといった思惑が背景にあるものと思われる。ただこの赤字が続くようだと財務内容が脆弱な同社は世界生産をグループを上げて見直す可能性もあり目が離せない状況だ。

といった具合で他にも山ほど問題を抱えている企業が出始めている。もっとも日本企業はバブル崩壊後、一連のショック案件には慣れており、自己資本の充実も想定超の会社が多い。

売上、利益が減るならば容赦なく人的リストラを行い、配当も最低限という会社が多い。これがいまの日本株式市場が世界から出遅れるている要因のひとつだが、業績不振に対する免疫は相当強いということでもある。

1株純資産の増加、有利子負債の削減、あるいは無借金経営がすべてを物語っている。

どうしても我々は日経平均株価にこだわりがちだが、そろそろ個別銘柄の点検もしっかり行わないと、相場の波動に乗り切れれない可能性も出てきそうな気配だ。

とはいっても個人投資家の取得できる情報や材料には限界もある。まずは損失を最低限に、そして安値を拾う感覚を見極めていきたいと思う。個人投資家で継続的に利益を取れる者は10%にも満たない。幸い筆者はギリで生き残っているような気もしている。

今後も発信は丁寧に行う予定だ。