水曜の日経平均はここのところ続いた高値追いの反動で下げている。先物市場にサヤ寄せする形で一時250円近い下げまであった。
業績発表も一段落、日産の下方修正、減配でどうなるかと思ったが市場想定内の範疇として小幅な下げで推移している。
中国株の安値やアジア市場が軟調なことも日本市場の足取りを重たくさせている。
香港情勢も悪化の一途で解決の目途がたっていないことも市場心理を悪化させている。当の中国も時間が経てばたつほど評価が下が習政権にとっても大きなダメージとなるだろう。
米中貿易問題も硬直状態が続いており、結果、米中経済のダウンも想定以上の悪化をたどる可能性もある。
一連の流れを追うと株式など買ってい場合ではないような気もするが、現状では株式市場は業績相場から金融相場に移行しており、下がれば買い下がるといった異常な状態だが今後も続くだろう。
世界的なゼロ金利政策でキャッシュは刷りまくり状態で、そのキャッシュも調達容易とあれば当然、株式市場にキャッシュが流れることもあたり前の状態だ。
IMFの発表によると世界の債務は官民合わせて189兆ドル、日本円で2京円になるという。もはや0が何個ついて何桁になるかもわからないが、これが世界の資本主義の中心にある。
あるとき、あるタイミングで、誰かが、この資本主義の定義はおかしいのではないかといったことが囁かれると動き出すのかもしれない。この道のりや結果は誰にもわからないのだが、我々はやはり壮大な社会実験の渦中にいるのかもしれない。
いったいどうなるのだろうか。。。。。。
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