週末金曜の7日経平均は、米中貿易摩擦回避に向け、一部、米中が合意したとのニュースを材料に全面高。NYダウ平均も大幅に上げて終了している。
日経平均株価も寄り付きから大幅に上昇。為替も109円と円安に振れたため全セクターで幅広く買いが入っている。上げ幅は500円超と活況だ。
ただ、瞬時にして動きがでるため、事態は静観する必要もあるだろう。なにせトランプのツイッターで事は逆転劇は今後も想定の範囲に入れなければならない。
中国もしたたかだ。合意してもいその内容を実行に移すか全く不透明だ。
さらに厄介なことは、この一連の流れは米議会を通さず実質、トランプがトップダウンで決めている。事務方の苦労は想定以上だろう。
中国15億人対米国3億人。この戦いの始まりはこれからだ。
日本はその戦いに自動的に組み込まれ今後も動くことになる。
政治も桜を見る会だの、政治資金規正法など、、と騒いでいる場合ではないのだがメディアも含めて緩い。完全に外交問題が棚上げされ実態経済が悪化しないように願いたいが来年は相応の覚悟も必要だろう。
景気は確実に悪化、財政問題もさらに史上空前の悪化を遂げる。一方、金融緩和は今後も無尽蔵に続く。
等々、含み来年は3月まで株価回復基調が続き、来期は各企業とも業績は厳しいだろう。株など買っている場合ではないのだ。
が、しかし金融緩和で不自然に株価を買い上げる政府・日銀の姿勢はさらに強固になるはずだ。
不景気の株高がやってくると想定しているが、答えはいかに、である。
コメント